少し長くなりますが、私のつたない経験をお話したいと思います。
かつて、私は中小企業診断士の2次試験を2度受験しました。
公開模試でも合格圏内(15%以内の順位)と判定されていましたが、
残念ながら本試験では不合格となりました。
こうして今、テキストやノートの書き込みを眺めてみると、本当に本当
に胸が熱くなり涙があふれてきそうになります。
自分で言うのもなんですが、本当に一生懸命勉強していたことがわか
ります。
他人との比較はできませんが、もうこれ以上できない位に自分を追い
込み、これで駄目であれば死んでもいい位に頑張りました。
しかし、結果は不合格。普通に見ればそれは失敗です。
激しく落ち込み、神さえも信じられなくなりました。
世間では”努力は裏切らない”と言いますが、合格発表後は裏切られ
たという気持ちで一杯でした。
”努力は裏切らない”と実感できるのは成功した時です。
つまり、成功するまで諦めずに努力し続けなければ努力は報われない
ということだとしみじみ感じました。
成功した人たちも成功するまでは裏切られ続けたのではないかと。
しかし、成功するまで努力し続けるには、精神力が必要であり、同時
に体力や環境、時間が必要となります。
人生における自由な時間は限られています。そのタイミングも大事です。
家族など背負うものがあれば、時によっては諦めもまた必要であり、そ
れはそれで大切で勇気のいることだという気がします。
2次試験受験資格の有効期限が2年というのも、そういう意味で良い
決断材料になります。
私の場合、一年目は以前に購入した通信教材による独学に近い学
習でした。
それでも計画的学習の結果、1次試験は総合点で413点(59%)で
した。
つまり、1次試験合格(60%)には7点足りず、結果的に科目合格と
なってしまいました。
二年目は、某大手専門学校のWeb通信講座の科目選択を受講し、
見事1次試験突破を果たしました。
2次試験対策については、その年の5月連休前から準備(問題集の
実施)を行い、1次試験合格後にも2次試験対策の通信講座を受
講しました。
しかし、それでもやや学習不足による実力の安定性を欠いたためで
しょうか、公開模試でもほぼ中間の順位の合格圏外となり、本試験
でも事例?を除き全体的に不出来だったためか不合格となりました。
三年目は、二次試験のみの受験でしたので独学で年初から学習を
開始し、公開模試でも合格圏内(2400人中、上位15%以内の
順位)に入る(下記参照)など、実力もはるかに安定しました。
試験本番後もある程度手ごたえがあったため、合格の可能性は高い
と感じていましたが、結果的にBランク不合格となりました(A:60%以
上(合格)、B:50−60%、C:40−50%、D:40%以下)。
結果論的に言うならば、もう少し早いペースで実力をつけていれば、
1年目から専門学校に通うなど、もう少し余裕を持って速く濃密な学
習方法を選択していれば、合格できたかもしれません。
そう考えると悔しくて悔しくて、後悔の念を禁じえません。
資格取得という意味では、3年間をムダに過ごしたようなものですが、
得ることができたものも少なくなかったのも事実です。
その3年間の努力(苦労)のお蔭で、人間的にも成長し専門的知識も
多く身に付いたと思います。
ビジネスをする上でのフレームワークの知識を身につけることが受験
学習の目的の一つでしたので、目的を半分位は達成したとも言えます。
とは言え、自責の念や運の無さへの悲観や無念さなどが全く無いわけ
ではなく、試験に合格していた方が素直に嬉しく、満足度が高いに決
まっています。
ですので、この資格取得を目指し、少しでも速く確実に合格したい、少
しでも高い得点をしたい、という方のために、私が学んだ事の中で活用
できるものは少しでも活用して頂き、解答力を向上させて1点でも2点
でもより高い得点を獲得し、少しでも合格に近づいてほしいのです。
もし、私自身が当ノウハウ集を受験学習前に手に入れていれば、合格
できていたかもしれません。しかももっと速く。。。。。
私のような苦いつらい思いをするのは私だけで十分です。
それが、当ノウハウ集を作成した動機です。
< 公開模試結果 >
2400人中、上位300番台の順位で合格圏内の判定(B)
(拡大)
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